子どもを迎えるまでの物語 ベル・ボグス著 不妊当事者の葛藤と喪失感 - 日本経済新聞

この本は、アメリカの小説家ベル・ボグスが、体外受精治療を経て子どもを迎える体験を軸に、親になる/ならないための選択を決断した人のさまざまな声を取材した、ポリフォニックなノンフィクションだ。不妊治療に何年も取り組み、6回の流産を経て米国内で養子を迎えたネイトとパルル。14歳のとき、優生保護法によって去勢…